天職に一所懸命
女のくせに。冷ややかな視線や声に屈することなく、わが信じる道をしなやかに切り開いてきた。コンサルを手掛けるキャリアフォーカス(安佐南区)の棚多里美代表は11月11日、県中小企業家同友会広島エリア女性部会で講演。女性経営者ら30人から盛大な拍手を受けた。
広島県庁職員だった頃、雇用労働情報サイト「わーくわくネットひろしま」や女性起業塾の立ち上げなど、新たなチャレンジを実現してきた。2009年に湯崎英彦知事が就任以降は子育て支援や働き方改革を推進。地域ケア部長や働く女性・子育て支援部長などを歴任し、県男女共同参画財団常務理事を経て19年に独立した。
「入庁当初は女性が雑務を担うのが当たり前とされた時代。子どもを授かっても仕事を辞めないことに周囲は首をかしげた。各配属先では、これが天職と一所懸命。しかし仕事は一人でできない。対話から信頼と変革が生まれる。女性が活躍する社会のために天職を全うしたい」
常に前のめり。母親の姿を見ていた3人の子どもが独立を応援してくれた。
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