温かい心の記憶
クリスマスイブの願いをかなえてあげたい。リゾートホテルを運営する江田島荘(能美町中町)は2022年から毎年、クリスマスの日に阿部直樹社長(35)自らサンタクロースになり、東広島市西条町の児童養護施設「広島新生学園」の子どもたち約60人にプレゼントを手渡す。
江田島荘館内でギフトに充てる寄付金を募り、初年度は71件で計52万2950円、23年は84件で53万円、24年は92件で72万円が集まった。さらに活動を広げようと任意団体「ジングルベルこども願い基金」を11月に設立。銀行振り込みも対応する。阿部社長は、
「私は3兄弟の末っ子で兄のおさがりが多く私のために準備されたギフトをもらうことが少なかった。だが、小学2年生のクリスマスの朝、目を覚ますと枕元に一番欲しかったキャラクター玩具が置いてあり、飛び上がるほどうれしかった。自分のために用意してくれた、その温かい心がいつまでも残り、大きな力となった。多くの子どもたちの心にも温かい記憶として息づいてくれるとうれしい」
その記憶は人から人へ伝わり、思いやりを育むと信じている。
この記事はいかがでしたか?