スポット 2026.03.16

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カキ養殖を将来へ

 県は瀬戸内の環境保全活動を推し進め、2024年の海洋ゴミ量を6年前に比べて8割減らした。しかし漁業用発泡スチロールやカキいかだパイプが全体の6割(11㌧)を占め、事業者の営みとの両立が課題という。

 (社)瀬戸内プロジェクトin広島(事務局・中国放送)はNPO法人木野環境と連携し、25年度事業で海洋ゴミの回収と再資源化に取り組んだ。昨年の調査では養殖パイプの存在を知らない人が7割に上り、知っている人でも、海への流出を認識する割合は半数にとどまった。

 5月に宮島の海岸を清掃し、一般の参加者45人が19㌔を回収。9月の江田島でも40人が汗を流した。さまざまな施設に回収箱を設け、265日間で集まった量は378㌔に上る。木野環境がベンチにアップサイクルし今年2月20日に廿日市、江田島、呉市の海岸や宿泊施設などに計4脚を置いた。徳永英生理事長は、

「全国一のカキ養殖業が将来にわたり続くためには、環境を守る視点が欠かせない。海で何が起きているのか体験してもらい、自分事として捉えられるきっかけを狙った。自分たちで拾ったごみがベンチに生まれ変わり、誰かを一息付かせる。そんな光景を目にして、循環型社会の意識も育んでもらいたい」

 日本財団の海洋ごみ対策事業「チェンジフォーザブルー」の一環として実施。協力先の施設は回収箱の継続設置を快諾。確かな手応えが残った。

 

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