スポット 2026.01.20

スポットニュース

経済ニュースからこぼれた気になる話題を記者の視点で紹介。

真冬の大勝負

 高市早苗首相が衆議院解散を決めた。いま国内外に大きな難問を抱えており、国民の信を得て日本再生に懸ける決意なのだろう。真冬の大勝負に出た。与野党の動向を含め、後世からどんな評価を受けるだろうか。
 連立を解消した公明党の斉藤鉄夫代表の広島3区に注目が集まる。自民党は早々と石橋林太郎議員(比例中国)擁立の意向を示す。公明党は小選挙区から撤退し、立憲民主党と新党を結成するという報道もあり、政界再編を促す。
 1月10日に岸田文雄後援会の新年互礼会があった。日本の将来をどう描くのか、岸田さんは、
「少数与党の時代にあって、やはり野党とどのような関係を築いていくのか、政治の安定において大切な視点になる。デフレを脱却し持続的な経済成長につなげていく」
 米国、中国を中心に世界が激動し、日本丸の進路は大きな岐路に差し掛かる。

 

白の魔法

 白のカンバスに描かれた雪景色は、画家の感性、力量が秘められているという。
 ひろしま美術館で開催中の特別展「白の魔法」は、赤や青などの色彩に比べて見過ごされがちな白の表現に着目。西洋絵画や日本洋画、日本画、版画の作品約130点を展覧する独自企画展で、国立西洋美術館など県外19館からテーマに沿う作品を集めた。3月22日まで。
 池田晃治館長は、
「作品の意味内容や作家の人生だけでなく、白の表現そのものに焦点を当てた。これまで気付かなかった絵画の新たな魅力に触れていただきたい」
 外国人の来館者数はコロナ禍前の2019年に約9500人だったが、昨年は約2万1000人に増えた。今年はさらに上回る見通しという。
「全国の美術館へ所蔵作品の貸し出しも増やしていきたいと考えている。地元の方々だけでなく、国内外から広島を訪れる観光客にぜひ、あの絵を観ておきたいと言ってもらえるよう当館の認知度を高めたい。文化の香りを醸す広島は、世界へ街の魅力を発信してくれます」
 人々の心のやすらぎの場として開館以来、国内外の名画が語りかけてきた感性をどう伝えていくのか、新たな挑戦に期待。

 

青果卸の誇り

 天候の影響を受けやすい青果物は豊作のときもあれば、不作に見舞われることもある。
 それでも食品売り場の棚に毎日、季節の青果物が並ぶ。青果卸で中四国トップクラスの広印広島青果(西区)の坂田博文社長は、水面下での準備、努力が青果物を安定供給できるかどうか、成果を分けると言う。
 こんな話がある。カープが首位を快走していた2016年の秋、優勝セールに白菜を使いたいとスーパーから要請を受けた。各方面に根回しを続けたが、仕入れが難航。カープが大一番を迎える日の朝5時ごろ、競りの準備をしながら「ここにおっても手に入らん」と覚悟を決めた。素早く始発の新幹線に飛び込み、アポも取らずに長野県の白菜産地へ。現地の農協でひたすら頭を下げ、なんとか必要量を確保した。
 求められれば全国を駆けずり回る。ないとは決して言えない。青果卸の誇りなのだろう。市場外流通の拡大や出荷市場の集約化が進み、調達競争は激しさを増す。手をこまねいているわけにはいかない。青果物の加工や物流効率化を推進。いつ何時でも県民の台所へ青果物を届ける使命を全うする。カープ優勝の備えも怠りない。

神社とコラボ企画

 イズミは2月14日まで約1カ月間にわたり、ゆめタウンやゆめマート100店舗でバレンタイン売り場を展開。九州の一部店舗で2024年から始めたイベント「神社×youmeバレンタイン」は鳥居が登場するほか、バレンタイン絵馬やオリジナル恋みくじ、フォトブースなどの華やかな売り場を設える。
 神社とのコラボ企画は顧客の声がきっかけになった。ゆめタウンシティモールとコラボした福岡の「恋木神社」は御神紋が魔除けや福を招くとされるハートの形をした猪の目文様をしており、鳥居にはハートが隠れているとか。今年から新たに、ゆめタウンはません、同大牟田が加わり、ゆめタウン別府は「火男火売神社」と組む。
「絵馬はバレンタイン終了後、神社に奉納します。自分へのご褒美や〝推し活〟用など年々限定感を求める傾向が強まり、ニーズ多様化を受け好調に推移。今年も例年を上回る見通し」(広報担当)
 まずは女性のハートをつかむのが決め手。

ラジオの威力

 サクッと食べる音から食感、味までをイメージさせる作戦が当たった。広島エフエム放送(南区)は、新規事業で昨年8月に発売したオリジナル商品お好みソースあられが大ヒット。12月には広島汁なし担々麺あられ、広島レモスコあられを追加販売した。
 あられの生試食を全番組で実施。番組パーソナリティーが実際にあられを頬張り、味などの感想をレポートした。特有のサクッとした音がリスナーの想像力、食欲をかき立てる効果があったという。月間販売目標2000袋に対し、発売2カ月で1万7000袋超を販売。好調な滑り出しとなり、新規2種の発売に踏み切った。
 目より、耳に訴えるラジオ放送の特質を見事に捉えた広報活動をさらに進化させていく方針だ。坂本義行営業部長は、
「これまでもスナック菓子の食味体験を番組で展開してきたが、音が秘めている可能性を改めて実感した。今後もラジオ放送だからこそできる斬新な演出を展開していく」

将棋パーク開業

 昨年12月8日、西区のアルパーク東棟2階に「将棋パーク」がオープンした。
 将棋一家の親子3人で運営する。次男の山岡あきとさん(25)は小学4年生の頃から駒を指すようになり、進学先の県立広島井口高校で囲碁将棋部に入部。県大会で4度優勝したほか、文化部のインターハイともいわれる全国高校総合文化祭にも出場した。卒業後は中区立町にあった名門「広島将棋センター」に足しげく通ったが、コロナ禍で2021年に閉鎖。このときの失望感が、将棋パークへとつながった。
 初心者から上級者、子どもから大人まで誰でも楽しめ、ふらりと寄って自由対局もできる。面積105平方㍍のスペースに将棋盤約30台を設置。時間内は出入り可能。営業時間は水曜を除く平日午後1時(休日午前10時)〜午後7時。料金は大人平日1000円(4時間)で休日1500円(5時間)。
 「ネット将棋やNHK将棋番組に関心のある人は多い。まずは対面ゲームの良さを発信したい。ネット将棋のように制限時間がないためじっくり対局でき、実力者から敗着の一手や王手のかけ方を教えてもらえるのもだいご味。ゆくゆくは将棋盤を50台まで増やし、最大100人規模の大会を開催したい」
 親子で夢を描く。

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