白の魔法
白のカンバスに描かれた雪景色は、画家の感性、力量が秘められているという。
ひろしま美術館で開催中の特別展「白の魔法」は、赤や青などの色彩に比べて見過ごされがちな白の表現に着目。西洋絵画や日本洋画、日本画、版画の作品約130点を展覧する独自企画展で、国立西洋美術館など県外19館からテーマに沿う作品を集めた。3月22日まで。
池田晃治館長は、
「作品の意味内容や作家の人生だけでなく、白の表現そのものに焦点を当てた。これまで気付かなかった絵画の新たな魅力に触れていただきたい」
外国人の来館者数はコロナ禍前の2019年に約9500人だったが、昨年は約2万1000人に増えた。今年はさらに上回る見通しという。
「全国の美術館へ所蔵作品の貸し出しも増やしていきたいと考えている。地元の方々だけでなく、国内外から広島を訪れる観光客にぜひ、あの絵を観ておきたいと言ってもらえるよう当館の認知度を高めたい。文化の香りを醸す広島は、世界へ街の魅力を発信してくれます」
人々の心のやすらぎの場として開館以来、国内外の名画が語りかけてきた感性をどう伝えていくのか、新たな挑戦に期待。
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