車から人へ
車両情報はむろん、顧客は何を必要としているのか。軽自動車専門店のサコダ車輌(佐伯区五日市町)は、生活者の立場に視点を置いて新しい管理システムを独自で開発。営業や整備などの部門を超えて情報共有できるようになり、手応えを得ているという。
年間約6000台を販売し、2027年9月期で売り上げ200億円を見込む。新システムは森岡真也常務が主導し、23年からセールスフォースのクラウドを使った基幹システムの開発に乗り出した。試行を重ね、クラウドPBX(回線がなくてもPC環境で電話できる)とAIを連携させたシステムがようやく4月本稼働。どこに着眼したのか。森岡常務は、
「これまでは車両管理システムで顧客情報を管理していたが新システムによって顧客に軸足を置いた管理ができるようになった。例えば、子どもが免許を取ったから車が欲しい、家族が増えた、車に不具合がある、といった情報を担当部門を超えて共有。顧客は何を求めているのか、あるいは本人も気付いていない潜在需要は何か。履歴を含めて全社員が一覧することで把握できるようになる。何よりも顧客に寄り添う意識、仕組みが回り始めた意義は大きい」
医者は、病気ではなく患者を診ることが大切という。むろん車も顧客ファースト。1983年の創業来、車は生活に役立つ、生活を豊かにする移動手段として提供している。
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