スポット 2025.12.01

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小林料理長の願い

 来年1月6日から中区中町のANAクラウンプラザホテル広島5階の中国料理「桃李」のメニューに登場する〝食べて整う中華ランチ〟には、小林徹料理長の並々ならぬ思いが込められている。
 広島女学院大学(東区牛田東)の管理栄養学科に学ぶ3年生7人らと共に開発した7品で構成。大学と共同開発したメニューは同店で初めて。小林料理長は企業が主催する料理教室で教えていた縁で同大の講師を引き受けており、2019年からは年2回ペースで2年生対象の調理実習の授業を担当している。
「そうした授業の一環で病院給食用に取り組んだレシピ開発を、ホテル仕様に振り向けて何度も試作を重ね、ようやく仕上げた。授業では中華料理の基本や料理に対する姿勢などを教えている。メニューは全て自分たちで考え、完成品発表の日には材料やヘルシーな調理法、地産地消などのポイントもしっかり披露することができた。自主的に下級生の教室にも出向き、メニューの狙いを説明するなど、目覚ましい学生の成長に期待している」
 若者の県外流出が続き、このままではいけない、広島を何とかしなければという思いをずっと抱いていたという。
 慢性的な定員割れにより、広島女学院大は来年4月1日付で京都の学校法人YIC学院へ経営を移管。27年度から共学化し、YIC学院大学に名称変更する予定。そうした中、少しでも地域に貢献でき、学生の励みにと企画を練っていた。
 食を通じ、広島の文化や魅力を広めていく。小林料理長が踏み出した第一歩を引き継ぎ、さらに若者らがレシピに磨きを掛けてくれるよう願う。

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