超現場主義
マーケットは生き物。動向を見据え、タイミングを計り、的確に手を打つ。郊外型の大型ショッピングモール内出店を中心に、玩具などの専門店「ホビーゾーン」を全国展開する冒険王(安佐北区可部)は順調に業績を伸ばし、売上高100億円の大台を目前に捉えた。
2025年6〜11月業績を踏まえ、26年5月期売り上げ予想を97億円(前期89億円)に引き上げた。堀岡宏至社長は、
「現在1都1府30県下65店の各店長のほか、九州・中四国・中日本・東日本の4エリア体制の各エリアマネジャーが意見を集約し目標設定。それぞれの店舗方針と行動指針を実践している。アルバイトで採用する社員は当社で扱う商品が好きで入社してくれた。好きだから商品知識は高い。どこにニーズやトレンドがあるのか。現場の判断や自主性を尊重し、任せる意識を大事にしている。スタッフ全員がそれにしっかりと応え、業績を支えてくれている」
少子化と逆行し、ここ数年拡大傾向にある玩具の市場規模は24年度で1兆99 2億円と過去最高を更新(日本玩具協会)。背景には玩具を楽しむ大人〝キダルト層〟の拡大や日本のアニメや漫画を好むインバウンド層の需要があるといわれる。買い物を楽しみにやってくる来店客の動向を読み、接客に工夫し、仕入れを考え、しかるべき手を打つ。
超現場主義で人材育成に成果を挙げており今34期決算が大きな踏み台になりそうだ。