地域経済 2024.08.29

サコダ車輌 板金工場を来春稼働へ 内製化で短工期と品質向上

サコダ車輌 板金工場を来春稼働へ 内製化で短工期と品質向上

軽自動車専門店のサコダ車輌(佐伯区五日市町、迫田宏治社長)は2023年1月開業した同社最大規模の海田店に新たに約4億円を投じ、板金・塗装工場を整備する。8月着工し、25年2月末竣工、3月稼働の予定。当初から併設する計画だったが、最近の急速な資材高騰や採用関係などで見合わせていた。内製化により工期を短縮すると同時に修理技術の知見や専門性を高め、工場スタッフの確保・育成に取り組んでいく構えだ。

板金修理部門は現在、5店舗全体で年間約1500台をこなす。一部除き全て外注。一方で職人の高齢化や担い手不足に加え、車両の高性能化に伴って修理需要は年々減少傾向をたどる。外注先の協力工場は零細事業者が多く、高性能化に対応できない課題も抱える。内製化充実により、他の事業者からの注文にも応じる。職人は最少で板金3、塗装3人体制でスタートし、可能な限り増やしていく。新工場は労働環境の快適性に配慮。環境保全や作業環境の改善につながる水溶性塗料の採用や、塗装ブース内に車両の天井が塗装しやすいリフトを設けるほか、全館空調にする。板金の初年度目標は1000台。同社は営業や技術などの部門を超えて異動できる独自の人事制度を構築。板金工場の配属は既に整備士からの異動希望者や無資格未経験の中途採用者もいるという。
現在、舟入・五日市・東広島・祇園・海田の5指定6工場体制で今9月期は車検2万台乗せを視野に置く。一般整備は5万台以上の需要があるという。販売台数6000台を目指す中、板金工場は下取り車などの商品化力を高め、短期間で中古市場に送り出す狙い。迫田社長は「職人不足で〝板金修理難民〟時代に突入するとの予測もあり、業界全体の喫緊の課題。当社は主力顧客に一般ユーザーが多い。内製化で高性能車両にもなるべく短納期で仕上げ、大切に長く乗りたいという人のニーズに応えたい」と話す。

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