地域経済 2026.01.13

ホビーゾーンの冒険王 今期売上高97億円へ上方修正 〝キダルト〟や訪日客の需要が伸びる

 玩具やホビーの専門店「ホビーゾーン」を全国展開する冒険王(安佐北区可部、堀岡宏至社長)は2025年上半期(6〜11月)の業績を踏まえ、26年5月期売り上げ予想を89億円から97億円に上方修正した。玩具市場の拡大傾向を追い風に、家族連れを中心に幅広い年齢層が訪れる郊外型大型ショッピングモール内への出店戦略が奏功。トレンドを捉えた品ぞろえや、人材登用など組織力が相まって着実に拡大路線を推し進めている。

 6〜11月の売り上げは全て前年同月を上回った。経常利益も6億円超と、大幅な増収増益を見込む。期中の店舗開発は4月分までを含め、新店がイオンモール内に3店(新潟、長野、三重)、増床改装がゆめタウンと木の葉モール内も合わせ4(福岡3、鳥取)、退店1(埼玉)で売り場面積計1310平方㍍を増やし、全体で65店体制(うちイオン内50)、計1万6000平方㍍となる。店舗年商は平均1億5000万円に乗せており名取(宮城)、太田店(群馬)は2億円超え、埼玉のレイクタウンは3億円を見込むなど、大台の100億円乗せが見えてきた。
 国内の玩具市場規模は少子化が進むものの、24年度は1兆992億円で過去最高を更新(日本玩具協会)。玩具を楽しむ大人〝キダルト層〟をはじめ日本のアニメや漫画を好むインバウンド層の旺盛な需要を受け、高度化するハイテク系トレンドトイやキャラクター関連、ぬいぐるみなどが伸びている。冒険王は24年秋から、箱を開けるまで中身が分からないブラインドドールを強化。レイクタウンの売り上げを押し上げる商材となった。ブラインドドールを含む食玩などのミニチュア部門が前期は全体の37%だったが6〜11月で50%以上を占めた。子育てファミリーを主力とする大型モールの集客力と客層をにらんだ店づくりや品ぞろえを工夫。18年度から推進する店舗の大型化も収益力を上げている。既存店の集客・販売力を高めながらインバウンドや都市型の新店舗を探り、北海道や首都圏への出店構想も見据える。

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