地域経済 2025.08.07

ホビーゾーンの冒険王 大型化とエリア拡大で増収増益

売上100億円を視界に捉える

 玩具やホビーの専門店「ホビーゾーン」を全国展開する冒険王(安佐北区可部、堀岡宏至社長)は、大型ショッピングモール内出店を主力とした成長戦略と生産効率化が奏功し、33期目の2025年5月期で前期比12・8%増の売上高80億8621万円を計上。4期連続増収を達成し過去最高を更新した。経常利益は同42・3%増の5億2159万円。大型化による収益力の高い店づくりと、スクラップ&ビルドを進めながら出店エリアを広げ、今期売上高89億円超を見込む。

 店舗数は前期から2店減の1都1府29県に64店。イオンモール内を主力に客数重視のリアル店舗の強みを生かす店づくりを推進する。手薄だった東北、信越への進出を加速しており、23年6月開業の名取店(宮城)を皮切りに24年10月に新利府南館(同)、今年4月に盛岡南(岩手)を出店。増床は佐賀店と福岡店。売り場面積264平方㍍、1店当たりの年間売り上げ1億5000万円以上を基準に店舗展開し、店舗数は減らしたが総売り場面積は7・6%増の1万5776平方㍍に拡大した。期末は過半数の店が1億円超え、うちレイクタウン、名取、太田の3店が2億円を突破した。
 最多時70店以上、売り上げ40億円台だったが18年度から大型化にシフト。生産効率を高めるとともに、内装や通路幅などを整え、買い物に訪れる子育てファミリーや父親層を対象に店づくりや品ぞろえに工夫。売れ筋は食玩具が全体の3分の1以上を占め、パズル、プラモデルなどが続く。ミニチュアフィギュアを強化し、パズルなど粗利益率の高い商材に注力している。クレジットと電子マネーが増えキャッシュレス化が進み、有料アプリ会員は新規で14万人以上増え100万人を超える。
 国内玩具市場は5年連続拡大し昨年度は1兆992億円に上る。続いて未進出エリアへの出店を進め、今期は新規で新潟亀田インターと須坂(長野)の2店、改装がゆめタウン久留米と日吉津(鳥取)、木の葉モール橋本(福岡)の3店、退店2を計画。前期比11%増の売上高89億円超、同20%増の経常利益6億円超と増収増益を見込む。インバウンド特化型の売り場や都市型の新店舗ブランドを検討する。

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