貨物自動車運送のエムケー(東広島市黒瀬町国近クリエイトパーク8-1、松川慎社長)は、西風新都の安佐南区伴南2丁目に冷凍倉庫を備える「低温第2センター(仮称)」を建設する。鴻池運輸広島流通センターの一部を購入。敷地面積約3300平方㍍に平屋約1320平方㍍を10月に着工し、2025年4月に完成予定。カンボジアには首都プノンペンに支店を開設。プノンペンに本社を構える現地企業の国内物流を活用して倉庫作業を行う。トラックドライバー教育も現地で行い、広島に特定技能外国人として受け入れる予定。
低温第2センター(仮)は卸業者向けの冷凍倉庫がメインで、搬入口とトラックのドックシェルター15台分を設ける予定。同社は広島市では18年に安佐南区伴西2丁目に広島西マルチ物流センターを設置。近くに西風新都営業所、佐伯区石内上1丁目に石内営業所がある。23年11月には安佐南区伴南2丁目の冷蔵倉庫約900平方㍍を賃借し、スーパー・ハローズ向けの「低温センター」を開設した。カンボジア支店は15年にミャンマーのヘラクレス社と設立した「ミャンマーエムケーヘラクレス」に続く2カ国目。ミャンマーではマンダレー、ヤンゴンに拠点を構え、マンダレー国際空港ターミナルの貨物ハンドリング(積荷・搬送・引き渡しなど)、日系の家電・二輪車の倉庫管理などの業務を行っている。政府は外国人労働者の特定技能制度の対象に自動車運送業などを追加することを閣議決定している。
担当記者:大谷