地域経済 2025.06.05

玩具店の冒険王 東北、信越進出し80億円見込む

大型商業施設の集客力を後押し

玩具店の冒険王 東北、信越進出し80億円見込む

玩具店「ホビーゾーン」を全国展開する冒険王(安佐北区可部、堀岡宏至社長)は大型商業施設の出店要請に応え、これまで手薄だった東北、信越地方へ進出を加速している。店舗大型化が成果を上げ、生産性を高めるとともに、子育て世代や女性も入りやすい売り場を構成。〝選ばれる店〟を目標に経営資源を集中し、拡大路線を推し進める。

2023年6月にオープンした名取(宮城)を皮切りに、24年10月に新利府南館(同)、今年4月に盛岡南(岩手)、6月に新潟亀田インター(新潟)を相次ぎ出店。今秋は長野も控え、全てイオンモール内店舗。現在の出店エリアは1都2府29県に広がり、将来は北海道やインバウンド需要などをにらんだ出店も視野に入れる。18年度から大型化へかじを切り、スクラップ&ビルドを重ねて店舗数を減らしたものの売り上げは拡大。最多時で70店以上、40億円台の売り上げだったが、33期目の25年5月期は前期から2店減の64店、売上高は14%増で80億円を突破し、過去最高を更新する見通しだ。
売り場面積は264平方㍍を標準に、最大店は群馬のイオンモール太田内の488平方㍍。年商1億円超えは36店に上り、粗利益率を改善。これまでは25歳以上の独身男性を主力ターゲットに成長戦略を展開してきたが、買い物に訪れる子育てファミリーを対象に内装や通路幅、什器などを工夫。大型化路線が定着してきた。売れ筋は食玩具が全体の40%を占め、パズル、プラモデルなどが続く。ネット販売も手掛けるが、客数重視のリアル店舗の強みを最大限に生かす構え。ハード整備に加え、今期は人材育成や東日本・中日本・中四国・九州の営業エリアごとの事業部制組織の活性化をてこ入れし、ソフト面の強化も図る。

能力引き出す体制整備

同社は全員アルバイトとして採用し、店長経験1年以上といった一定条件を満たした人を正社員に引き上げる。今33期はアルバイト20〜40代の計6人を正社員に登用した。6月以降、エリアでばらつきのあった給与を見直し一律の支給額にして公平にする。各自が目標を持って働いてもらいたいと9月から新たな研修をスタートし、賞与に反映させる考えだ。

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