1981年に母が創業。西区井口明神でお好み焼き店「武蔵と三平」と、昨年7月に開いた冷凍食品販売店「冷凍うまいもの倉庫」を営んでいます。振り返れば、中学校の部活動で始めたバドミントンが私の人生に大きく影響を与えました。当時、顧問の先生は未経験で弱小チーム。強くなりたいとの一心で専門雑誌を見て技術を学ぶほか、スポーツセンターでは見ず知らずの達者な人に指導をお願いしたことも。その後、強豪校の現・広島国際学院高校へ進学し、朝練は早朝6時から、夜練は深夜11時までとまさに「質より量」でしたね。それほど猛練習を積んでも全国大会への夢はかなわず、「それならば指導者になろう」と決意。店の手伝いをする傍らコーチを目指すための専門学校へ通い、24歳の頃に当時史上最年少で日本体育協会公認のバドミントンコーチの資格を取りました。

その後は体を壊してバドミントンと距離を置いた時期がありましたが、ひょんなことで近所の子どもら6人をボランティアで教えることになり、うち3人は全国大会へ出場。現在は「量より質」をモットーに、体育館などを借りて週3ペースで子どもたちを指導し、合宿にも同行しています。指導者の立場として、できないことができるようになる成長過程を見届けられることが何よりもやりがい。体を壊さないよう気を付けながら、無理のない範囲で続けていきます。

担当記者:阿戸

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