昨年7月に開いた創作ビストロ。日本・フランス料理店で計10年間修行したシェフが両国の技法を生かし、東広島産鹿ロースとフォアグラを使ったロッシーニをメインに据えた季節のディナーコースなどを提供する。「食卓になじみのない鹿ロースはくせや臭みがなく、ジビエが苦手な方でも食べやすいと好評。また、仕入れ野菜の3割を占める廿日市市産は風味の持ちが良く、炒める技法が多いフレンチとの相性が良い。味付けにも宮島蜂蜜や吉和のワサビを取り入れるなど、とことん地物にこだわっています」夕食難民が現れるほど終日観光客でにぎわう宮島に比べ、対岸の宮島口は通過点に過ぎず滞在時間が短いという。ふらっと立ち寄った客にも満足してもらえるよう、瀬戸内産鮮魚のポワレなど40種類以上の単品メニューに加え、予約なしでも提供できるコースを用意する。「旅や特別な日の思い出の一つとしてお客さまの記憶に残る、そんなビストロであり続けたいです」

店舗情報
  • 写真: 向井 淳二 シェフ
  • 住所:廿日市市宮島口1-3-31 2階
  • 電話:070-9198-1202
  • 座席:15席
  • 平均予算:8000円
  • 営業時間:午前11時半〜午後2時半、午後5時〜午後10時半
  • 定休日:水曜

担当記者:阿戸

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