測量機や水位・雨量計など水文気象機器の商社で、学校の黒板など木製造作家具も手掛ける。1月に創業70周年を迎えた。「建機の自動運転など建設分野の技術革新は目覚ましい。最新技術や動向を伝える毎年の展示会や講習会を通じて業界のDXや働き方改革を下支えしたい。7月29、30日、測量機メーカーなどを招く大規模な展示会を産業会館(南区)で計画。例年の5倍の約50社が出展予定だ」不景気による設備投資意欲の減退を受けて売り上げ、社員数が半減した2000年代前半から、点検・修理などアフターサポートを一層強化。客先に出向いて実地で新製品を試すなど現場を大切にする。近年は中電工(中区)、ソフトウエア開発のハイテクインター(東京)などと連携し、AI活用の交通量調査、建機の遠隔操作に寄与する画像送信技術の研究にも取り組む。ここ数年で売り上げや利益は好調に推移。中途人材の採用、育成が着実に成果を上げ、今6月期に年商30億円を射程に捉える。同業を承継して23年に開いた下関支店も貢献。「毎年、利益の一定割合を賞与に反映するほか、経費を公開して見える化を推進。働いて良かったと思われる、いい会社を目指しまい進します」

担当記者:大島

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