マツダは三次市と連携して行った高齢ドライバー事故防止実証実験の結果をまとめ、2月13日に交通安全マップを同市に贈った。トヨタをはじめ自動車関連業界が企業の枠を超えて交通事故死傷者ゼロに向けて取り組む「タテシナ会議」の分科会活動の一環。「実験には市内の65〜89歳、300人を超える皆さまが参加してくださり、地域の安全・安心に向けた有意義な活動となったのは大きな喜びだ。三次市と共に交通事故死傷者ゼロと運転寿命延伸のモデル地域を目指したい」マップには収集した走行データから速度超過や急ブレーキといった危険運転の発生多発地点などを表示。同市ホームページで公開し、安全運転に役立ててもらう。また各地域で結果のフィードバックや危険箇所の原因の聞き取りを行う予定。その後、ドライブレコーダーを使う実験に進み、映像による危険な挙動の振り返りや、今回の簡易診断との比較による運転改善の検証も計画する。「活動を通じて地域の皆さまが一日でも長く安心、安全に運転を続けられる仕組みづくりを目指す。多数の参加で信頼性のあるデータが取れた。詳細分析や聞き取りの情報を車の開発にも反映していきたい」
担当記者:斎藤