1月23日、厚生労働省「知って、肝炎プロジェクト」の一環で社員向け啓発イベントを開催。約250人が参加した。全社員の肝炎ウイルス検査をする企業は全国でわずか3%で、マツダはその1社という。「1990年から入社時や海外赴任から戻ったタイミングなどに実施。毎年約1000人が受けている。41年に付属病院ができたころ結核の流行があり、治療や予防に当たった。そのころから社員の健康管理の重要さを認識して感染症の予防に力を入れ、時代に合わせて必要な検査を健康診断に入れてきた」

イベントでは同省特別健康対策監で歌手の杉良太郎さん、スペシャルサポーターの瀬川瑛子さん、山本譲二さんとマツダ病院の長沖祐子医師がトークセッション。経験を交えながら、肝炎など気付きにくい疾患の早期発見の重要性を訴えた。「杉さんの話から、付属病院を持つ企業は今や全国で23社しかなく、社員が24時間いつでも受診できる環境は幸せだと改めて気付かされた。今後も引き続き、社員の健康、安全、安心を守り、社員の家族や地域の健康にも貢献していく」
担当記者:斎藤