昨年12月にソフト開発のイノテック社長を退任し、社員への事業承継を完了しました。今は資本関係のない当社の経営に専念し、7月をめどに高齢者や発達障害児の対話アプリをリリース予定。異変を家族に通知する機能を付け、見守る役目を担いたい。振り返ると挑戦の連続でした。イノテックは私が34歳だった1996年に勤務先の社内ベンチャーとして設立し、後に自社株買収を実施。リーマンショックを教訓に、景気に左右されにくい会社を目指して医療分野に進出しました。開発にまい進し、マイクロソフトのイノベーションアワード最優秀賞やニッポン新事業創出大賞優秀賞、ものづくり日本大賞経産大臣賞などを受賞。達成感は格別だった。プライベートでは英会話ができるようになりたいと、50歳のときに英検4級を受験。何と試験会場は小学生ばかりで大人は私一人。それから準2級まで取得し2級は不合格に。現地に行けば少しは上達するかと10日間ニューヨークへ。楽しんだだけで終わったが、チャレンジが好きな性分なのでしょう。58歳になって山口大大学院創成科学研究科(博士課程)に入学し、今年春に修了予定。周囲から「よくその歳で始められるね」と言われるが、やりたいと思ったときが絶好機。何歳になってもチャレンジできる。

担当記者:吉田

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