広告戦略の企画・立案やデジタルマーケティング、ブランディングなどを手掛ける会社として、昨年11月に設立した。特に、企業のマーケティング支援に力を入れる。「マーケターの役割を担うことで、弱っている企業を裏方から支え、元気にしていきたい。企業が元気になれば街ももっと元気になるはず」ヒロマツホールディングス(中区)の完全子会社。市内の広告会社で23年間経験を積み独立した。自動車販売会社の販促支援では、会社の定義を「くるま屋」ではなく「元気を発信する会社」と設定。車に関する発信はせず、社長の個性を出す企画を立案し、他社と異なる〝土俵〟で戦う戦略を成功させた。「自社の強みを尋ねても答えられない社長が意外と多い。消費者の立場から強み・個性をあぶり出していく。集客には仕掛けがある。しっかりとクライアントにも意見しながら、良い仕事がしたい」28歳での広島青年会議所(JC)の入会が人生の転機になった。「岡山県出身で、広島につながりは多くなかった。仕事で結果を出しながらのJC活動は大変だったが、時間の使い方や仕事に向かう姿勢で大きな学びがあった。卒業後も多くの交流があり、日々感謝している」
担当記者:梶原