香川県の大手建機メーカー。国内トップシェアの大型クレーンのほか、車載型クレーンや高所作業車などの製販、サービスを国内外で展開。JR広島駅再開発、福山のバイオマス発電所建設といった主要工事で1250㌧つりクレーンなどが採用されている。「当社製品は建設だけでなく物流、電気工事、造船、林業、漁業など幅広い現場で使用される。衛星での機械監視や建築用3DモデルソフトBIMとの連携など、建設業界のDX化にも寄与。その一環として9月に本社で、隣県に設置されたクレーンを遠隔操作する実証実験を始めた」1964年生まれ、山口県出身。87年に関西大学経済学部を卒業し入社。茨城、群馬、広島、香川、富山で営業畑を歩む。広島は30代の10年間を過ごした。2016年に現職。四国支店長との兼任で12年ぶりに赴任後、18年から現職に専任。24年で営業所長・支店長歴20年を迎えた。「23年に世界で初めて発売した電動ラフテレーンクレーンEVOLTは、走行時に加え揚重作業時もCO2 を一切排出しない画期的な製品。充電・給電設備の普及など課題を解決できれば、県内での導入も進むと期待する。環境負荷が大きい建設現場でGX(グリーントランスフォーメーション)にも貢献したい」兵庫に家族を残し単身赴任。趣味は16年に始めた釣りで、水のきれいな海域を訪れて五目釣りを楽しむ。
担当記者:額田