「補助金頼りから脱し、『全国高校生花いけバトル』広島大会の自主運営を実現したい」とは広島花きイノベーション事業推進協議会の和田由里会長(花満取締役)。10月27日にイオンモール広島府中で開く大会の運営費70万円を募るクラウドファンディング(CF)に挑戦している。同協議会は花きの生産〜小売りの各種団体と広島県でつくる組織で、花きの需要拡大に取り組む。その一環で2017年から同大会を催す。これまでは国の補助金で運営してきたが、補助要件の変更で自主運営への切り替えを迫られた。

花いけバトルは日本の花文化を現代にふさわしい形に変え、スポーツ的な要素を取り入れた競技型イベント。与えられた花材を観客の前で即興でいけ、そのパフォーマンスと作品の優劣を競う。各地の大会優勝者は全国大会に進む。生活スタイルの変化で生け花を楽しむ人が減る中、高校生に焦点を当て、花の魅力を広げる狙いで開催されている。CFサイト「キャンプファイヤー」で10月28日まで、3000円から支援を募る。「この大会を目指し頑張ってきた学生がおり、中止の判断はなかった。この大会がきっかけで高校生の活躍の場が増えており、継続開催に向け協力の輪を広げたい」

担当記者:梶原

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