広島経済大学を卒業し入社した大阪の大手照明機器メーカーで、営業の楽しさを教えてもらいました。商談の際、金額や納期などの調整が重要ですが、それをいかにして相互にウィンウィンの形にできるかが営業の醍醐味でもあります。もちろん大変な作業ですが、その結果、ありがとうと言ってもらえることがやりがいの一つでした。4年勤め、2018年に父が社長を務める当社に入りました。それから間もなくコロナ禍へ。施設内装やイベントのディスプレー制作など、人が集まる空間をつくる当社への影響は多大でした。そこで、将来を見据えて取り組んだのが、DX化による情報発信と販促の強化です。自社サイトを営業ツールに進化させようと作り変えたほか、メルマガを開始。ここで開拓した見込み客にオンラインで営業するインサイドセールスの体制もつくり、着実に成果につなげています。部長を兼務するディスプレー事業では、AR(拡張現実)を使ったイベント企画の事業など、新たな試みが進んでいます。ディスプレーは当社の祖業でもあります。売り上げの大半を占める施設・店舗内装に次ぐ柱として、改めて事業拡大を果たしたいです。社是に「環境創造のパイオニア」を掲げています。依頼に基づくものづくりだけではなく、自ら創造し、提案する姿勢を一層強くしたい。そのためにそれぞれの領域でもっと成長する必要があります。私は、自らやって経験しないと気が済まないタイプ。失敗を恐れることなく挑み続けます。

担当記者:梶原

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