広島に事業所を構え、今年で60周年を迎えた。海田湾の一画を埋め立てた広島東部流通業務団地や佐伯区の美鈴が丘団地などの大型事業をはじめ、商業施設のアルパーク、広島ボールパークタウン(マツダスタジアム)など、さまざまな街づくりプロジェクトを手掛けてきた。「いずれも全国に先駆けた案件で、全国の支店の中でも特に地域との縁が深い。今後も広島の都市の成長や暮らす方々に寄り添えるよう、グループ一丸で事業を進めていく」7月、入社4年未満のグループ6社の約40人で、広島都市圏で手掛けた案件の見学ツアーを開催。海田湾埋め立てなどさまざまな難題を地域と共に乗り越えたものもあり、これらの歩みを社内教育ツールにまとめる作業も主導する。改めてグループ間の連携強化を働きかける。1969年生まれ、安佐南区出身。修道中高、京都の大学を卒業し入社。本社や関西勤務が長く、2年前およそ35年ぶりに帰郷した。「離れていたから見える広島の魅力と、もっと生かせる部分があると思う。東京を中心とする支店経済で発展してきたが、広島は独自に『世界から選ばれる都市』を目指せるポテンシャルがある。不動産事業を通じ、その実現に貢献したい」
担当記者:梶原