今秋、創業80周年を迎える。常務、専務、副社長を経て、6月18日付で7代目社長に就いた。先代の西田信行社長は会長に就任。「創業者の理念〝身の丈の経営〟に徹していく。さらに90年、100年へ向け、必要とされ続ける機械商社の存在価値を磨いていく」建設・産業機械、空調・建築設備関連商品などを扱う。地域に密着した一貫体制で設計・施工、販売からメンテナンスまでこなす。歴代社長から社是「誠実を重んじ、最善を盡つくせ」を引き継ぐ。判断や決断に迷いが生じたときは社是に照らし、自分自身に問い掛けるという。ひたすら誠実を重ね、1000社におよぶ顧客、取引先から信頼を得てきたのだろう。過去に赤字決算は一度もないという。感謝の思いが深い。「現在、変革期にある事業環境にあって何が社会、周囲から求められているのか。時代の潮流を読み、三方よしの商いにまい進したい」従業員はおよそ50人。〝人を大事にする〟経営を貫く。「機転の利く、満足度の高い商社を目指す。〝会社は社会大学〟が創業者の持論と聞く。私も仕事を通じて自己成長できたと実感している。適者生存。時代に適した経営を進め、働きがいのある職場としたい」
担当記者:道本