広島電鉄グループで、庄原、三次市といった県北一帯の路線バスや広島市と結ぶ高速バスなどを運行。6月14日付で社長に就任した。「県北は他の地域に比べて少子高齢化が進んでおり、広島市の20年先の姿を表していると思う。当社は、JR西日本と連係してバスと電車両方で使える『どっちも割きっぷ』を発売し、新乗車券サービス『モビリーデイズ』を7月から先行運用するなど、グループ内で先駆けて新しい取り組みを行ってきた。前例にとらわれず、地域のニーズに耳を傾けながら、将来の交通におけるモデルケースを生み出す役割を全うする」1966年4月4日生まれ、海田町出身。広島学院高校、早稲田大学商学部を卒業後、91年に広島電鉄に入社。振り出しから長年バス事業に携わり、子会社のエイチ・ディー西広島や広電宮島ガーデンで常務を務めた。備北交通では2002年に非常勤監査役、20年に常務、22年に専務を経て現職。「若い頃は仕事人間で、一つのことを突き詰めすぎて気付けば夜中まで仕事をしていることもあったが、『足るを知る』ことの重要性を痛感。新しいことに積極的に挑戦し、まずは行動に移して変化を起こしていきたい」

担当記者:後藤

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