母親の影響を受けて13歳から詩吟を始め、もうすぐ28年。「水真流菱萌吟詠会」に所属し、今も2週間に1回は練習会に参加を続けています。現在の階級は師範。定期的に昇格試験を受け、さらなる上達を目指しています。詩吟は、漢詩や和歌などさまざまな詩に節をつけて歌う邦楽の一つ。ポイントは呼吸にあります。腹式呼吸で吟じることでお腹の底から声が出るようになり、ストレス発散になるほか健康にもつながる。発声が良くなるのでカラオケもうまくなります。今は祖母、母、私、息子の四世代で練習し、息子には私が指導してきました。年齢がいくつになってもできるのが魅力の一つ。祖母は87歳から始め、93歳になった今も楽しんでいます。小学6年の息子は2022年度に県大会、中国ブロック大会を勝ち進み、日本コロムビア主催の全国コンクールで見事日本一に。優勝したときの吟唱はCDで販売されています。日々努力する大切さを息子から教わりました。さて、その息子から先日、相談があると言われて聞いてみると「今まで指導ありがとう。お父さんから卒業します」と自ら宣言。確かにお父さんは全国大会にも出たことはない…。今までと違う立場で彼の成長を全力で応援していきます。詩吟をしていて思うことは、急にうまくなることはないということ。これからもコツコツと努力を続けたいと思います。これは仕事も同じ。日々勉強、日々成長ですね。

担当記者:梶原

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