3月14日に着任。「発券、決済システムなどインフラ業務と、産業調査など対外業務をバランス良く行いたい」。3月にマイナス金利が解除され、預金金利が上がっている。「地元金融機関はスムーズに受け入れ、貸出金利も徐々に上がっていくと思います。企業は賃上げへの意識が高く、原材料高などの価格転嫁の意識も高まっている。転換期でもあり、地元金融機関・経済界と相互にコミュニケーションを図っていきたい」。2019年からの熊本支店長時代は熊本地震からの復興期で、空港建て替え、熊本城再建と城周辺の古い町並みの再興、中心部と再開発が進む熊本駅周辺との連携などをテーマに、熊本経済同友会や県、市などで意見を伝えた。「直前の検査室では本店各部や支店の業務運営を検査・報告し、職場づくりの重要性を再認識しました」。夫人、2男1女を神奈川県の自宅に残し3度目の単身赴任。趣味は街歩き。着任後、広島駅近くの自宅から己斐まで散策した。

プロフィル

なかむら たけし日本銀行広島支店長。1968年10月29日生まれ、愛知県出身。93年3月京都大学経済学部を卒業し、日本銀行入行。政策委員会企画役、国際局国際収支課長、名古屋支店次長、熊本支店長、検査室検査役などを経て2024年3月から現職。

担当記者:大谷

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