東証プライム上場のオフィス家具メーカー大手。横浜、名古屋、福岡に次ぎ、2021年に広島支店を主要ショールーム「オフィスプラザ」にリニューアルした。実際に社員の働く姿を見学できるフロアにし、空間デザインや働きやすいレイアウトなどの提案営業に力を入れる。「働き方改革の広がりやテレワークの普及などを受け、オフィスの役割は大きく様変わりした。県内でも職場環境を見直す動きが広まる中、これまで培ったノウハウや知見を生かしたい。例えばコミュニケーションを生むためのカフェスペースや、1人で仕事に集中するための空間を設けるなど、業務内容に応じて働く場所を選べる機能を備えることで、クライアント企業の社員エンゲージメントや生産性の向上を支援していく」1965年10月1日生まれ、滋賀県出身。京都産業大学法学部を卒業し89年に入社。長く営業畑を歩み、近畿支店長などを経て2023年1月から現職。大阪のデスク関連工場に異動した40代後半が転機だったと振り返る。「部材など調達部門の管理者を経験。品質を確保しながらも〝1秒・1銭を切り詰める〟製造現場を目にし、製品を世の中に送り出すことの大変さや、メーカー営業のやりがいを改めて実感した。今も顧客への提案や、部下・後輩の指導に役立てている」週2回のジム通いは〝やる気ホルモンの源〟と笑う。
担当記者:道本