東証グロース上場でプログラミング不要の業務アプリ開発ツール「スマートDB(デービー)」を大企業向けに提供する。人材の確保へつなげようと、4月に全ての職種で新卒初任給を44%引き上げ、年収504万円とした。30歳未満の若手社員の給与もこの5年で27・9%上げた。「これまでは直販が主流だったが、2月に営業や導入支援を担うパートナー企業を募る制度を始めた。各部門の業務アプリに加え、今後は財務会計といった基幹系システム周辺分野も強化する。顧客企業内のさまざまな部署や社外パートナーと共に新しいアイデアや価値を生み出せる“協創”力のある人材を求める」大阪府出身。大阪大学大学院を修了し、野村コンピュータシステム(現・野村総合研究所)に入社。業務を通じて山本孝昭社長と出会い、2006年にドリーム・アーツに入った。16年の広島本社開設に合わせて移住した。22年から現職。「IT業界を志す優秀な学生はいるが、受け皿が少なく県外に流出してしまっている。広島大学など各大学と連携して行うプログラミングコンテストや単位を取れる演習に力を入れ、採用につなげたい。当社が先行事例となり、広島が福岡のようなIT企業の集積地になればうれしい」

担当記者:大島

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