4月25日で開業30周年を迎える。スイートルームに滞在できる夫婦向け宿泊プランのほか、レストランに3カ月間通い放題のパスポートを発売するなど、昨年12月から周年プランを相次ぎ打ち出した。「このほか、新たに企画チームを二つ発足し、100以上の案から費用面や実現可能性を踏まえて選定するなど、当社が総力を挙げて商品化した自信の企画をそろえました。期待に応えられると確信しています」被爆10年後に設立された前身の「新広島ホテル」から数えて69年目。コロナ禍は厳しい経営状況が続いたが、サミット効果もあり2023年度の宿泊部門の売上高は18年度比100%超えに。今期の総売り上げは、10億円近い増収を見込んでいる。訪日観光客の客足が回復傾向の中、昨年12月の外国人利用者は欧米諸国を抑えて韓国がトップになるなど、アジア圏の増加傾向が顕著に出ているという。「コロナ禍前の売上高70億円までに回復させるためにはインバウンド集客が重要な鍵となっています。昨年からは外国人雇用に注力し、直近3カ月間で韓国・中国・エジプト国籍の計5人が入社。誰もが安心して過ごしていただける環境を今後も整えていきたいと考えています」

担当記者:阿戸

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