5月の株主総会を経て社長に就任予定。スーパーのフレスタを筆頭に、総菜製造、鮮魚加工などグループ10社の指揮を担う。「製造業を手本に物流や人件費まで含めた原価の作り込みを進め、より効率的に安く販売できる仕組みを構築したい。店舗の作業計画の策定と周知を一丁目一番地と位置付け、今期から取り組んでいる。全ての起点である店舗のあるべき姿を定め、そこから逆算して流通網を整備して商売を早回しする」。今期は食肉の強化に向け、大量販売で売価を下げる方針を掲げる。先行して始めた店舗では計画以上の売れ行きで、ノウハウを蓄積した後、全店に広げる計画。また、4月に宅配事業のシステムを刷新し、従来から2000点増の5500商品を常時扱えるようにする。「業界を取り巻く変化はとても激しい。グループ一丸となって、『おいしさ追求』にまい進したい」。

プロフィル

むねかね よういちフレスタホールディングス次期社長。1981年4月2日生まれ、静岡県富士宮市出身。現社長の宗兼邦生氏の娘婿に当たる。銀行の法人営業を経験した後、慶応大大学院経営管理研究科を修了。2015年に入社した。HDやグループ会社の取締役を経て、23年2月から副社長。

担当記者:大島

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