2016年創業のAIサービスベンチャー。データを暗号化した状態で収集し秘匿化したままデータ分析する「秘密計算」分野で国内の先頭を走る。1月16日に初の地方拠点となる広島支店を南区のファビット広島駅前に開設。当面の間、創業者で呉市出身の今林社長が拠点長を兼務する。「広島には製造業が多く、図面データを活用した業務効率化支援にも大きな可能性を感じています。関連書類をひも付けてクラウド上で一元管理するサービスなどを提案したい」1992年10月4日生まれ。広島大学付属高校を経て早稲田大学先進理工学部に進学し、コンピューターサイエンスなどを学んだ。大学1〜2年生の頃はマージャンに明け暮れたというが、このままではいけないと、20歳の時に人生50年計画を作成。起業を決心し、ビジネスのネタ探しのために渡米した。データサイエンティストとしてシリコンバレーで働く中で知った、世界の最先端の現場でもセキュリティーがデータ活用のハードルになっているという現状を解決するために同社を立ち上げた。「どんな会社も自社の情報をさらけ出すのには抵抗感があるはずです。秘密計算を使えば、企業間でのデータ連携が容易になり、新しい可能性が広がると期待しています」激辛ラーメン店巡りや滝修行、スパルタンレースなど、自分自身を追い込むことが趣味という。

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