広島大学から1月19日、女性活躍促進賞「メタセコイヤ賞」を受けた。女性経営者として海外展開を含めた事業活動で地域貢献し、企業主導型保育園の開設、女性の積極的な登用など女性活躍促進の取り組みが評価され、越智光夫学長から表彰状や記念品を受け取った。記念講演では自社の事業内容や米国、フィリピン、マレーシア、メキシコでの海外事業、国籍や性別を問わないダイバーシティ経営などを紹介した。「正社員のうち女性が25.5%を占め、管理職のうち女性登用率は30.8%で、今後は50%にしたい。バングラデシュ国籍の正社員が会社の協力で日本国籍を取得した例もあり、従業員のうち27%が外国人となっています。社長就任6年目の2009年に乳がんを患い、放射線や抗がん剤治療などで克服しました。女性社員と男性社員の配偶者に全額会社負担で乳がん検診をしてもらうなど、健康経営にも注力しています」4カ国語が学べる企業主導型保育園は地元25社の社員の子どもが利用。広島アセアン協会は1〜2月にタイ・シンガポールを視察した。「母は横川で被爆。社員、会社、家族を守りながら、一人一人との出会いを大切に心の絆を深める活動が、平和へつながることを信じて続けたい」