府中焼き「としのや」を市内10店舗展開するほか、複数のお好み焼き店が入る飲食施設「お好みセンター・ゴブンノ」(中区大手町)を運営。1月16日に「みっちゃん総本店」が同施設に開業し、5店舗の枠が満室となった。「同施設の一番の目的は、後進の育成を通じて広島のお好み焼き文化を継承・発展させることです。座席やホールスタッフをシェアしており、焼き手は焼くことに集中しつつ他店からノウハウを学べます。育成の観点から常時2〜3店舗は、組織的に展開している店が入るのが望ましいと考えており、みっちゃん総本店の松田哲也オーナーとは何度も交渉させていただきました。施設開業から1年半。ようやくスタートラインに立てた気がしています」1974年7月20日生まれ、府中市出身。府中東高校を卒業後、バルコムに入社。営業として15年勤務し、2007年に独立。お好み焼き店で働いていた弟(利浩氏)と共に「としのや」を開業した。趣味はレーシングカートとサーフィン。「お好み焼きで独立を目指す若者が年々減っていることに危機感がありました。経験を積みに来た入居者は基本的に2年で卒業し、羽ばたいてもらいたいと考えています」