広島国税局を2011年に51歳で早期退職し、個人で税理士事務所を開設。昨年4月、広島で唯一となる国税資産税OB税理士3人による税理士法人を共同設立しました。国税局時代は資産税事務、税務調査事務を担当。忙しくても仕事にやりがいを感じていた39歳の時、役職を目前に体調を崩して休職してしまったのです。心身が燃え尽きて、復帰までに半年ほどかかり、仲間に迷惑をかけたという思いが強く残りました。役職に就いて仕事を采配する立場になってからは、同じような状況を出さないように、できないことは断っても大丈夫で、助け合いが大切だと周囲にも伝えてきました。こうした経験を通して得意なことに集中することも大切だと考え、退職して独立。怖さはありましたが、同じように退職・独立した先輩方が支援してくださいました。また同じく独立していた国税の同僚と再会し、近年増加する資産承継などの多様な税に関するニーズに応える新しい組織が必要との思いから、この税理士法人を設立することになりました。国税局時代と立場は異なりますが、長年培った知識や経験が今に生きています。相続や事業・医業・資産承継などを支援し、感謝の言葉を頂いた時は何よりうれしい。「塞翁が馬」を実感しています。

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