分譲マンション「ヴェルディ」シリーズの信和不動産(西区横川町)は、2024年の県内供給戸数が6棟420戸となり、15年連続1位を達成した(本紙調べ)。福山と三原に分譲した100戸超えの物件が全体を押し上げた。今後、JR天神川駅近くの300戸以上の大規模物件などを計画する。多くの物件で全戸分の平面式駐車場を備えながら、ワイドバルコニーやウオークインクローゼットなどを採用する点が支持されている。JR福山駅至近の船町に供給したザ・タワー福山(107戸)、三原市円一町のコーストテラス[円一町](114戸)など大規模物件に加え、東福山駅北(43戸)、牛田本町(25戸)、楽々園(87戸)、舟入南弐番館(44戸)を発売し、24年の県内全社の供給戸数(不動産経済研究所調べ)の約4割を占めた。県外では岡山に2棟175戸を分譲した。25年の供給戸数は県内900戸前後を見込む。既に安佐南区のイオンモール広島祇園そばのプロムナード祇園(113戸)を販売済みで、天神川駅近くの中国電力研修所跡地に同シリーズ最大の314戸を建てるほか、福山市西町の日本たばこ産業福山支店跡地に124戸、広島駅近くの旧ホテルチューリッヒ東方2001跡地に86戸を計画する。このほか廿日市や尾道、三原などに複数建てる予定だ。
担当記者:道本