ユウベルグループ(西区南観音、上田堅司社長)は、主力の冠婚葬祭周辺事業の底上げを図る。広島、熊本、鹿児島で展開する仏壇仏具の販売店「三世仏壇」のウェブサイトを一新し、仏壇販売に加え、市内で販売中の墓園「鈴ヶ峰墓園」、「広島墓苑」、「高陽パーク墓園」の発信を強化。サービス理念「一生、いっしょ。」の体現へ、さまざまなライフイベントにワンストップで対応できるグループを目指す。掛け金を結婚式や葬式以外にも使える全国でも珍しい互助会商品「ライフワン」を展開しており、周辺事業を多角展開することで会員満足度を高める狙い。三世仏壇(広島)は、リビングや洋間に置いても違和感のないモダン仏壇約70、金仏壇約30の計100基と県内有数規模の品ぞろえで、モダン仏壇が売り上げ全体の9割を占めるという。仏壇の修理や処分にも対応。これまでは主にグループ内で葬儀を行った遺族向けだったが、情報の発信強化で新規顧客の開拓にも力を入れる。三世仏壇店内で墓石の展示・販売コーナーも用意し、グループで展開する霊園とセットで提案。遺品整理や各種法要の相談、仕出し料理も取り扱い、葬儀後のフォロー体制を整える。このほか、誕生日や七五三、入園入学、結婚記念日、長寿祝いなど、さまざまなライフイベントに活用できるサービスを拡充している。ホテル事業に加え慶事などに対応するレストラン事業、写真スタジオ事業などを展開。また、子ども向けの遊び場「ユウベルキッズランド」や介護事業「デイサービスユーアイ」なども運営する。
担当記者:高見