分譲マンション「ヴェルディ」シリーズの信和不動産(西区横川町、和田正男社長)は3月、JR天神川駅近くの南区大州4―337―12ほかにシリーズ最大となる314戸の「ヴェルディ・ステーションタワー天神川」を着工した。2027年11月中旬に完成、28年2月中旬に入居開始を予定。マンションの共用施設を充実させるほか、敷地の一角にコンビニ店(今夏オープン)を誘致し、住民の利便性を高める。

駅から西側に徒歩3分の中国電力の研修所跡地(1万814平方㍍)を取得。高層20階建て延べ2万3915平方㍍を新築する。2LDK(77戸)、2LDK+S(20戸)、3DK(20戸)、3LDK(197戸)で、住居専有面積は55・89〜81・41平方㍍。バルコニー面積は10・92〜31・00平方㍍とする。317台分の平面駐車場(来客用3台含む)に加えて、タイムズカーシェアのステーションやループのシェアサイクルを備える。1階の共有部には入居者専用のラウンジやトレーニングジム、パーティールームを設置。販売価格は未定。コアティ建築設計が設計、東亜建設工業西日本建築支店が施工する。近隣は大型商業施設「イオンモール広島府中」、カフェや雑貨店が入る「スパイラルガーデン大州」などの生活利便施設がそろい、子育て世帯を中心に人気が根強いエリア。県の基準地価調査(昨年7月1日時点)によると「大州2―4―17」が前年比4%増の1平方㍍当たり20万4000円で、ここ数年で上がり続けている。同社は直近で、天神川駅至近の旧UCC上島珈琲西日本支社跡地に「ヴェルディ天神川駅前」(82戸、24年6月完成)を建て、22年9月の販売開始から半年ほどで完売した。

担当記者:道本

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