広島銀行は1月25日、輸送機器部品製造のシグマ(呉市警固屋、下中利孝会長)にサステナビリティ・リンク・ローン1億円を実行した。期間は5年。1937年創業、62年設立で、自動車を中心にした金属・樹脂小物精密部品の開発・製造・販売を手掛ける。資本金4500万円、2024年12月時点の従業員160人。世界シェア20%のワイパーシャフトなどで国内外の大手企業と安定的に取引している。円筒内面検査装置の事業化・分社化や生産状況を可視化するシステム開発にも取り組んでいる。海外は中国とインドに工場がある。23年4月期に2710㌧、24年に2600㌧だったCO2排出量を25年に2210㌧、26年2090㌧、27年1970㌧、28年1850㌧、29年に1730㌧への削減を目指す。30年までに21年度比で42%削減する目標を掲げ、SBT認定を取得している。
担当記者:大谷