東証スタンダード上場で分譲マンション事業を展開するプレサンスコーポレーション(大阪)は、広島電鉄の銀山町電停から徒歩4分の好立地に「プレサンス ロジェ銀山町CENTIA」の建設を計画している。同町での新築分譲マンション供給は他社含め12年ぶりという。3月下旬に販売を始め、2027年2月下旬に竣工する予定だ。京橋川沿いの遊歩道西側の中区銀山町9―1(地番)約640平方㍍に15階建て延べ約3075平方㍍。1LDK、2LDK、3LDKの総戸数70戸で、住居専有面積は32・45〜58・93平方㍍。12台分(機械式11、平面1台)の駐車場を備える。販売価格は未定。日企設計が設計し、多田建設西日本事業本部が施工する。近隣の紙屋町・八丁堀エリアでは広島商工会議所や高級ホテルが入る31階建ての高層ビル建設が進むほか、本通商店街の高さ約185㍍のツインタワーなど複数の再開発計画があり、さらなるにぎわい創出に期待がかかる。不動産経済研究所(東京)によるとプレサンス社の24年販売戸数は3230戸で、全国2位を達成した。特に地盤の近畿圏(大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、和歌山)に強く、同エリア2位の阪急阪神不動産の約1・8倍となる2012戸を売り上げた。広島では直近で中区に「プレサンス ロジェ 昭和町ザ・レジデンス」(72戸、23年2月完成)、西区に「同観音本町リバービスタ」(56戸、24年11月完成)を供給した。
担当記者:道本