ビル管理の持続未来と、その持ち株会社の持続未来ホールディングス(米山真和代表)は3月3日付で、中区基町の広島商工会議所ビルにあった本社を西区南観音8―10―28に新築移転した。取り壊しの決まった同ビルからの移転に伴い、分散していた拠点を集約する。敷地400平方㍍に3階建て延べ830平方㍍。1階はエントランスや駐車場、2階はオフィス、3階は清掃の技能指導などに使う。東方面に徒歩5分ほどの場所にある西営業所(南観音7丁目)の社員も新本社に集めるほか、公共施設管理の三栄パブリックサービス、岩国パブリックサービス広島オフィスも入る。太陽光発電の設置や断熱工法を採用し、エネルギー効率の高い建物に仕上げた。ショールームとしても使い、近年力を入れるリフォームや改装などの提案営業に生かす。土地と建物の投資額は約3億円。空いた西営業所には5月をめどに、就労継続支援のオンザライズ(西区三滝町)の本社、東区矢賀にある就労継続支援事業所などを集約する。スマート農業支援を手掛ける情報システム部門は旧本社事務所に残した。米山代表は「中心市街地にアクセスしやすい良い土地が見つかった。拠点集約で業務効率を高めたい」と話した。
担当記者:梶原