(社)日本アーバンスポーツ支援協議会(東京)は4月18〜20日にアーバンスポーツの複合型イベント「アーバンフューチャーズ広島」を開く。誘致した広島県と広島市が2025年度予算で各3000万円を計上し、開催協力。BMXフリースタイルパークとフラットランドのジャパンカップを開き、トップクラスの選手が参加予定。スケートボードは小学6年生以下のフレイクカップを行う。パルクールは今秋開催予定の第6回日本選手権予選とジュニア・キッズ強化候補選手選考会を開く。ひろしまゲートパークに特設会場を設置し、体験会も予定。入場無料で5万人の来場を見込んでいる。
広島では18、19年にアーバンスポーツの国際大会「FISEワールドシリーズ広島」の開催実績がある。19年は39カ国528人、うち外国人232人(18年は31カ国399人うち外国人200人)が参加。延べ来場者は20歳代までの若者を中心に10万3000人(18年は8万6000人)で、会場でのアンケート調査では「大変満足」「満足」「やや満足」が94%(18年は87・2%)だった。アンケート調査による19年開催の経済波及効果は約6億8000万円(18年約5億5000万円)としている。広島県スポーツ推進課では「アーバンスポーツは五輪で注目されたこともあり、集客力に加え、観光や経済、地域活性化への波及効果もある。レベルの高い競技を見てもらいたい」と話している。アーバンフューチャーズは日本体操協会(パルクール)、全日本フリースタイルBMX連盟、日本スケートボード協会の各競技団体が共催する。3競技の直近の大会では、BMXフリースタイルは24年9月に「マイナビ ジャパンカップ 横須賀」(シリーズ第2戦)を開催。パークには東京・パリ五輪5位の中村輪夢選手ら131人、フラットランド=参考写真©SatoshiSaijo/JFBF=は83人が出場した。昨年6月に広島市で開催したパルクールの第5回日本選手権・ネクストジェン予選は、日本選手権(17歳以上)にスピード29人、フリースタイル28人が参加。ネクストジェン・ジュニアUー16に28人・27人、同・キッズUー11に各12人が出場。スケートボードの24年11月の「フレイクカップ2024大分」は198人が参加した。
担当記者:大谷