山口フィナンシャルグループは1月27日、100%出資の子会社もみじ地所(中区胡町、奥田健一郎社長)をもみじ銀行(同所、平中啓文頭取)に吸収合併する契約を結んだ。合併日は4月1日を予定する。同じく山口FG完全子会社の三友(山口県下関市竹崎町、社長同)も山口銀行(曽我徳将頭取)に吸収合併する。もみじ地所は1988年4月設立で資本金8000万円。三友は52年6月設立で資本金5000万円。主にグループ会社の社宅・寮の管理業務などを行っていたが、最近は業務規模が縮小傾向で、業務内容の重複もあった。関係当局の許可取得を前提に、銀行との合併でさらなるグループ経営の効率化を図る。両行を存続会社に、もみじ地所、三友を消滅会社とし、対価の交付を省略する「無対価合併」とする。山口FGは2025年度からスタートする次期中期計画の体制整備の一環として、不動産子会社の再編を行う。
担当記者:大谷