ホテル運営や不動産業のグローバルリゾートグループ(廿日市市、中道崇志社長)は、安芸太田町が所有する宿泊施設「いこいの村ひろしま」を取得し、4月1日から運営を始める。同町内で運営する温泉ホテル「グローバルリゾートNUKUI」(旧温井スプリングス)との人材の相互補完で運営の効率化を目指す。

中国自動車道の戸河内インターから車で約25分の西中国山地国定公園「深入山」の麓に立地。同町は現在、指定管理者制度を使って運営しているが築約49年で将来の修繕負担などを考え、現有資産を見直す中で売却を決めた。客室28部屋のほか、サウナ付きセラミック温泉や120席のレストラン、大・小宴会場、150人収容の多目的ホール、テニスコートなどを備え、宿泊定員117人。近隣の「深入山グリーンシャワーオートキャンプ場」の指定管理も4月から始める。グリーンシャワーはグラウンドゴルフの認定コースや野球場といった施設が充実。いこいの村と連携し、企業研修やスポーツ団体の合宿などの利用増に力を入れる。廿日市市を中心にホテルやウイークリー宿泊施設など、16カ所を運営。山口県の郊外型アミューズメントホテル「ホテルパルコ」(柳井市伊陸2414―1)はグランピング施設に改装中で、25年前半までに開業予定。沖縄県でもダイバー向け宿泊特化型ホテルの4月オープンを目指す。

担当記者:高見

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