中区基町エリアに官民連携の二つの商業施設が生まれる。県庁第1駐車場跡地に整備した3区画のテナント棟=写真①=が3月27日に、広島城三の丸の第1期エリア計5テナント=写真②=が29日にオープンし、市中心部の新たな憩いやにぎわい拠点を目指す。

いずれも民間資本を活用する「パークPFI」を採用。県庁駐車場跡はNTT都市開発(東京)を代表とする企業グループが整備を担った。敷地約2810平方㍍に2棟の木造平屋を新築。県内初出店のパン店「メルシーライフオーガニックス」、障害者が働く事業所併設のカフェ「オムニバスロースターズ」、コンビニ「ポプラ」が出店する。敷地内に遊歩道や芝生広場なども設けた。三の丸は市が中国放送(中区基町)を代表とする共同事業体を選定。事業対象面積約1万3000平方㍍のうち、1期は約5500平方㍍。木造平屋5棟にウナギ料理店、お好み焼き店、上田宗箇(そうこ)流監修のカフェ、物産店、ミニ弓道場が入る。市が整備する歴史館などの2期エリアは3月に着工する。
担当記者:道本