2024年の県内新車登録台数(軽自動車や2輪車除く、運輸局の各月速報を本誌集計)は型式指定申請の不正による一時出荷停止などを受け、前年比7・4%減の6万9855台だった。2年ぶりに前年の実績を下回り、7万台を割り込んだ。不正とされた車種の多くは既に国の基準に適合していると確認され、生産と出荷が再開されている。コロナ禍の際には車載用電子部品に必要な半導体の不足やサプライチェーン停滞などで長納期化していたが、これらも解消済み。数年来の供給不足は25年以降に緩和しそうだ。別集計の軽自動車も前年比10・4%減の4万3306台となり、2年ぶりのマイナスだった。これまで長期的に自動車販売全体に占める軽の割合が増えてきたが、シェアトップだったダイハツの一時出荷停止が影響し急減速。前年比0・8ポイント減の38・27%だった。

担当記者:吉田

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事