日本無人航空機免許センター(JULC、東京)の広島教習所を運営するhitolight(ヒトライト、西区小河内町、浦中彩子社長)は12月、山口に進出した。2022年12月にドローン操縦の国家資格制度が始まり、旺盛な需要に対応。現地で働ける人材が見つかれば島根でも検討するなど事業拡大を図る。12日に山口県周南市橋本町1―70のクロススペース紡9階に「山口中央教習所」を開いた。実際の教習は体育館など天井の高い施設を借りて行う。廣田友子所長ほか、山口放送のグループ会社と協力して運営に当たり、増員を予定する。山口全域をカバー。引き続き広島を主な拠点に、中国地方の他県に出張講習する。同社は一等と二等両方の国家資格の教習を手掛け、安全最優先の操縦技能やコンプライアンスに沿った運用方法の指導に力を入れている。「無人航空機操縦者技能証明 登録講習機関」に認定されており、自動車教習所と同じように修了者の実地試験が免除される。広島教習所の受講者数は開所初年度の23年に比べ今年は2倍増の100人となった。難関の一等合格者は累計10人を輩出。料金の目安は未経験者30万円、経験者12万円。2〜4日間の合宿も用意。事業でドローンを活用する方法やコンプライアンス規約などのコンサルティングも行う。このほか国民スポーツ大会セーリングなどの競技大会や国営公園調査といった空撮を年15件受注している(合同含む)。

担当記者:吉田

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事