広島銀行は10月31日、冷凍流通製造業の中国アーテック(廿日市市宮内、山下和美社長)にサステナビリティ・リンク・ローン3000万円(期間10年)を実行した。不動産賃貸管理業で、1977年に設立。今年10月から新規事業として、規格外などで廃棄される野菜・果物を冷凍フルーツ、冷凍カット野菜、サラダボトルに加工し販売している。農家の販売力向上や生産性向上などの農業コンサルティングも行う。廃棄削減につながる農産物の仕入れ量を2025年9月期の100㌔から毎年前年対比20%増で拡大し、29年に207㌔、34年に516㌔を目標にしている。同ローンはESG・SDGsに関する目標を設定し、達成した場合に金利を引き下げる。
担当記者:大谷