鋼板加工や鋼材・建材販売、リサイクル業などのこっこー(呉市広多賀谷1-9-30、槙岡達也社長)は新たに不動産事業を始めた。本業の実績が生かせる建物解体や、整地造成などと組み合わせることで強みを出す。日本製鉄の瀬戸内製鉄所呉地区閉鎖による収益減を補う狙い。例えば空き家と土地を処分して別の建物を設ける場合、解体時の調査や施工、廃棄物処理とリサイクルを既存の環境資源部門が行う。その後の土木工事はグループの村上工務店(安佐南区)が実施。新設した不動産部門が土地の活用提案や販売を手掛け、建築時には建材販売につなげるという一気通貫型のビジネスモデルを想定する。こっこーは長年、日本製鉄呉で構内作業を担ってきたが、昨年の稼働停止を受けて新事業を模索していた。まずは県内で始め、県外拠点でも順次展開を計画する。

担当記者:近藤

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